4-3.目標への方向を行く

これからこの尾根を行きたいというとき、まず確実にその尾根に乗ることです、これは「4-2.目標物を捕らえる」(山頂からあの山はどこ)で行った方法で確かめることが出来ます。

①まず地図上の現在地から知りたい目標点を結ぶ直線と平行になるようにコンパスを置きます、このときコンパスのプレートにある矢印を向かう方向に向けます。(地図とコンパスを使います)

②次にコンパスの回転リングを回し、矢印を地図に描いた磁北線と平行になるようにします。(このとき磁針は見ません、無視して下さい)

③地図からコンパスを外し、コンパスを体の正面に構え、コンパスの針(磁針の赤い)と矢印が重なるまで体を回転させます。これでコンパスの先端にある矢印の延長上に目標の尾根が見えます。(コンパスのみ使用)

 

 行動中、磁針と回転リング内の矢印を保って歩くと、目標点へ行くことが出来ます、しかし、真直ぐに進めない場合があります、大岩の上にでたりしますので、周囲の状況を判断し、迂回などをしますが、迂回しても方向は間違っていませんので、迂回後もコンパスの示す方向へ進みます。

 

注意

③で尾根を見るとき、尾根がわずかにズレたり、地図上の尾根の形が違うと感じたら、それは現在位置が間違っていることを示します。現在位置の思い込みをすると間違っていることに気が付きませんのでご注意下さい。現在位置は確実な場所で行うのがベストですが、上記の方法で間違いに気づいたときは、地図上の現在地をズラして場所を現在位置としてやり直し、それで進む方向の尾根を見、尾根にズレがない、尾根の形状が地図とほぼ同じであれば、そこが現在地です。

前 目標を捕える    目次へ

Hey Visitor!

 

 

アクセスカウンター アクセスカウンター