鹿俣山 1,636.7m

山 名:鹿俣山 1,636.7m

登山日:2013年3月4日(月)

登山口:玉原スキー場

鹿俣山
鹿俣山

関越道の赤城高原SAで休憩、ここから谷川岳・上州武尊山が綺麗に見える。

今日は快晴、谷川岳の双耳峰、上州武尊山の左に剣ヶ峰が真っ白く、冬山の景色は最高だ。

玉原スキー場駐車場
玉原スキー場駐車場

沼田ICで降り玉原スキー場へ向かう、スキー場の手前5Kmほどから凍結した道路があったが、今日は平日で車が少なく、坂で止まることもなく駐車場に着いた。

駐車場出口に近い所に止めさせていただいた。係員が車を誘導していたので、スキー場の利用でないことをお断りしたら、愛想よく「どうぞご心配なくご利用下さい」と丁寧に挨拶が返ってきた。しかも無料で、朝から気分がいい、係の人ありがとう。

別荘地道路
別荘地道路

早速仕度をして出発する。駐車場出口近くに別荘地からの細い道が付けられていた、予定では駐車場出口から別荘地への道に出るつもりであったが、少しのショートカットでも得した感じがする。

道路は真っ白で太い、山へ向かっている。

右側に道路がある、別荘地への道路だろう、その先に建物が見える。ここは直進する、前に山が見えてくる鹿俣山のようだ、道路が右に回っていく、直進は除雪の雪が道を塞いでいる、真っすぐはスキーコースに向かっている。

INOOKスノーシュー
INOOKスノーシュー

今日の装備はいつもと同じ、ストック(スノーバスケット付)、スノーシュー(INOOK)、ロングスパッツ、服装は冬用でゴアッテクスの上着とオーバーパンツ、ザックにはスコップ、大きなシート(ツエルトの代わり)、コンロ一式、食料、水500ml、ガーミンOregon550GPS,コンパス、地図である。

スノーシューはINOOKでフランス製、日本ではマイナーな製品、低温でも強度劣化のないポリプロピレンでできていて、上が曲線で上に雪が乗っても直ぐ落ちるようになっている、先は鋭角になっていて急斜面でステップを切るのに都合よくできている、斜面にスノーシューを蹴りこむことができます。また、ヒールを固定または開放する装置、斜面の登りで便利なクライミングサポートが付いています。

アルペン向きのスノーシューかもしれない。

キャンプ場入口
キャンプ場入口

別荘地への道路を右に見て、除雪の雪を越えていくと直ぐ右手に看板がある。ここがキャンプ場への入り口スノーシューの跡が伸びている。

ここで進路をGPSと地図、コンパスで確認する。

そして、ここからスノーシューを装着する。INOOKは装着が楽である、手袋をしたままでも装着ができる。冬山ではありがたいことだ。

進行方向はスノーシュー跡を示している。トレースを追うことにして出発。

キャンプ場
キャンプ場

キャンプ場の炊事場を左右に見ながら林の中をトレースに沿って進む、動物の足跡に出会うが、何の動物か分からない、犬の足跡のようなものもあった。

キャンプ場の一角なのか、木のない広い場所に出てくる、トレースは林の中に続いている。一応地図で確認、真直ぐに進む。

林に入るとトレースが幾つかに分かれる、コンパスの向きと同じトレース通りに行く、途中右に大きく回っているので、ここはコンパスの指示通りに真直ぐ行く、また、右からトレースが続いている。この辺はスノーシューを楽しむ人のコースになっているようだ、登山者だけではないようだ。

 

前方スキーコース
前方スキーコース

緩斜面が続く、トレースが突然なくなる、というよりかなり薄いトレースである。

進行方向を確認し、薄いトレースに沿って行く、木が少なく歩くには小枝の障害物もない、トレースの無いところでもくるぶしの上程度の沈み込みでラッセルとはいえない。楽しみながら歩けた。

左手にスキーコースが見えボーダーが滑って行った。

緩斜面が続く、動物の足跡、木の上には鳥の巣か熊棚かわからないが、退屈しないで歩ける。

第3リフト終点
第3リフト終点

斜度が増してくる、この辺はトレースかどうか分からない薄さになってくる、方向を確認しながら進む、コースはスキーコースの東側に沿っている。

第3リフト終点にきた。

ここで位置と方向を確認していると男性が一人スノーシューで登ってきた。あいさつをしたまま追い抜いていった。ここはリフト終点で数人のスキーヤー・ボーダーが休んでいた。少し先にいって休憩とする。

尾根に出る
尾根に出る

男性は直ぐに見えなくなった、この方のトレースを利用させていただいた。少し急斜面を行くと尾根にでる。剣ヶ峰が見える。尾根の東側は雪庇になっているようだ、地図をみると急斜面を示す等高線の幅が狭い。

尾根を歩くのは気分がいい。前方右に開けた所から剣ヶ峰がよく見える、写真を撮るために雪庇の手前まで行く。

シャクナゲ群生地
シャクナゲ群生地

ここを過ぎると先行者のトレースがスキー場へ向かっている。コンパスは尾根を行くように指している。トレースを追わないで尾根を行く、尾根が細くなってくると左側に「シャクナゲ~」と書いた標柱があった。「群生地」の文字が雪の中、インターネットを見ると、この先急斜面で降りられない、アイゼンなら大丈夫などとあったその場所である。ここは東側(右側)を巻いていくとあったので東側をみてみると大きな雪庇があって行けそうにない、手前の窪地から右下へ降りられないかと見たが木がなく支えるものがない、かなり急傾斜である。

尾根の先端へ行き、下を見ると行けそうだ。ルートを目で追って、ここを突破することにした。木と木の間に身体を入れ、下の木のところまで行く、この下は細い木がある、スノーシューを横にしてステップを切って降りていく、細い木の下にまた細い木がある、上からみると下へ降りられそうだったが、実際は段になっていて降りられない。何とか少し迂回して降りることができた。

振り返って見ると尾根の西側は樹木があり、スノーシューを脱いでこちらを降りたほうがよほど楽だったかもしれない。

 

急斜面
急斜面

緩斜面をコンパスの指示にしたがっていくと、左から新しいトレースが出てくる。先行者がシャクナゲ群生地先の急斜面をスキー場へ迂回してきたものだろう。

急斜面にトレースが続いている、前方上に雪庇が見える。予定ではスキー場の上部へでて山頂へ向かうのだが、トレースは雪庇へ向かっている、しかもシャクナゲ群生地を迂回している。コースを知っている方だと思いトレース通りに行く。ところがもう少しの所でトレースは下っている「えっ」どうしょう、位置を確認すると夏道の上にいる。

下にスキー場
下にスキー場

この場所から下を見るとスキー場が見える。上の雪庇を見る、ここより少し右に行くと小さな雪庇が見える。あそこまでいけば雪庇を乗り越せるかも知れない。ここから4m程で少し平らに見えるところがあり、その上は難しそうな所ではないように見える。細い木が2本上下に並んでいる、下の木まで2回ステップを切ると手が掛かった、強度を確かめて木を利用して上へ、次の木まではすぐで、上の平らな所にでた。

写真の右下から出てきた
写真の右下から出てきた

ここより見た雪庇は崩れるようには見えなかった。平らな所から少し右に斜めに上る、上を見ると小さな雪庇がある、雪庇に見えたのは雪庇ではなく雪が道に降り積もったような状態であった。上部の雪面は頭の上くらいにある、邪魔な雪はストックと手で落とすと上部が目で見えるようになった。ストックの下を持って上部雪面に刺し、シッカリ雪面を捉えたのを確認してスノーシューを蹴りこんだ、2回ステップを刻み、転がるように雪面にでた。GPSでは夏道を示していた。

この場所の両側には大きな雪庇が張り出している。一応雪庇が崩れないと見ての行動であるがラッキーだったのかも知れない。そもそも人様のトレースを追ったために起きたこと、トレースがなければ、上部の雪庇を見て迂回していたと思う。人様のトレースを追った為に危険なことをしてしまった、反省している。 

私もここへ再度来るときはスキー場上部から行くことにしよう。

鹿俣山山頂
鹿俣山山頂

20mほど行くと左からスノーシューのトレースがある。トレースは急斜面で左へ向かっている、古いトレースが真直ぐにある。真直ぐを行く、一箇所蹴りを入れないと登れない所があったが、直ぐに傾斜が緩む、左側が樹林帯、右側が雪庇となって前の見晴らしがいい。平らになり、トレースは続いているが先が下っている。

GPSで位置を確認すると鹿俣山山頂を示している。山頂を示す標柱がない、雪の下のようだ、樹林帯に山名板がないかと探すと雪面より70cmほどの所にあった。

山頂の10mほど先にいくと、左手奥に上州武尊山、右に剣ヶ峰が美しい。

先行者は何処まで行ったのか、トレースは獅子ヶ鼻山へ向かっているが先のピークまでの雪庇尾根にトレースがない、トレースを使わせていただいたお礼を言おうかと思っていたが、まあいいか。

山頂から赤城山、榛名山、谷川岳などが見える。誰もいない山頂でコーヒータイム、風もなく、天気が良く気持ちがいい。

左雪庇、右スキー場へ
左雪庇、右スキー場へ

一休みして山頂を後にする。

先ほどの急斜面は尻滑りで降りる、この上から雪庇超えした大きな雪庇と先にスキー場、玉原湖が見える、また、急斜面から右の樹林越しに白髪門、朝日岳が見える。

トレースと合流した場所から、先行者のトレースを行く。

少し行くとトレースは左へ向かっているスキー場からのコースだろう。私は尾根通しで行くので位置と方向確認しコンパスを合わせる。古いトレースの跡がわずかにあった。

尾根が広くなるべく尾根のトップ状態のところを歩くが吹き溜まりが所々にあり、それを超えるのに迂回などする。

リフト終点に出てきた、リフトは動いていない。ここで方向確認、夏道はまだ尾根通しで行っているが地図を見るとリフトの右側沿いに行く方が近い、トレースのない斜面を下りていくとトレースが右側からでてきた。急斜面になり、トレースを追ったが左のスキーコースに出たほうが良さそうとゲレンデへでる。コースの端をスキーヤー、ボーダーの邪魔にならないように歩く。スキーコースの立入禁止で位置と方向確認。ロープの横からゲレンデと分かれる。

なだらかで平らな所、しかし吹き溜まりで起伏がある。やがて立派なトレースが出てきた。そのトレースを行く。立派なトレースは途中枝分かれしている、その度に位置と方向確認する。玉原湿原にいくのでそちらの方向のトレースへ入る。急な斜面を下り、沢を登り返して行くと前方に広い雪原に出てくる。

玉原湿原
玉原湿原

玉原湿原に出てきた、トレースは湿原の入口に向かっている。湿原には夏に来たことがあるので、湿原入口から林道へ出る道を行く。また玉原湖に向かっているトレースもあった。林道合流点に十二山宮の鳥居が上部だけ雪の上にでていた。右からスキーを付けた男性、スノーシューの男性2名、わかんの女性の4人が来た。尼ケ禿山に行ってきたという。彼らは沼田からという地元の方達であった。地元の人の後についていく、付いて行かなくてもここは林道で迷うことはない。センターハウスに出てきた、夏場はここまで車で入れる。

中央広場
中央広場

4人グループとお喋りして、お先にと車道を行こうとすると、「こちらが近道だよ」と云われ、彼らの後を行く、中央広場を行くと車道をカットして行ける。

中央広場から車道に出ると10名ほどのスノーシューを付けたシニアの方々がいた、4人グループがこちらが駐車場の近道だよと教えていた。中央広場から車道を突ききって行くと急斜面にでる、斜面を登ると駐車場である。確かに近道だ。地元の人に感謝。

晴れた日の雪山は素晴らしい。今日も一日楽しませてもらった。

行程

駐車場9:35-キャンプ場入口9:47-キャンプ場9:52-第3リフト終点10:35-尾根11:08-シャクナゲ群生地11:23-急斜面下11:31-雪庇の見える11:36-雪庇の上11:50-12:05鹿俣山山頂11:25-第2リフト上12:39-立入禁止旗13:05-玉原湿原14:17-十二山宮鳥居14:25-センターハウス14:42-14:54駐車場

鹿俣山GPS軌跡
鹿俣山GPS軌跡
緑はスキーゲレンデ
緑はスキーゲレンデ

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