武尊山(百名山)川場スキー場から往復

武尊山にはルートを変えて3回登山しているが今回は雪山で夏の2回とは異なるが一番短い時間で登頂してきた。
沼田駅から川場スキー場への無料バスがでている公共交通機関利用の私にはありがたい仕組みだ、ネットで予約が必要だが平日2日前に予約した。今日は2名の利用者だった。9:00に出発、帰りは16:00になるという。帰りは沼田駅経由上毛高原駅まで行ってくれる新幹線利用者にはうれしいだろう。
リフトを2度乗ってゲレンデトップまで行くのでリフト券を購入する。入山届を書いて提出するように言われ、トレッキングセンター前に用紙とボールペンが置いてある。記入してリフト売り場へ提出リフト往復で4回乗るがリフト券はカードなっていて補償金500円(後で戻る)と1,800円のリフト代を払うカードには氏名が印刷されている。帰りにカードを提出し、チェックをして下山届となる。なかなか良いシステムと感心した。帰ってこない人の氏名までわかるのは良い。
リフトに乗るとき降りるときリフトのスピードを減速減いて速下ろしてくれる、係員の態度も良く教育が行き届いているように見受けられた。

ゲレンデトップでアイゼンを装着(リフトにはアイゼン装着では乗れない)準備して登山道と標識のところから登る、ピッケルを持ってきたがストック2本で行く事にする。今年は雪が少なく人もそれなりに歩いてので踏み抜きなどはないようなのでスノーシューは持ってこなかった。
急登を越えてなだらかになると目の前に岩壁が現れる、岩壁の左側を行くがかなりの急登である、以前妻を連れて来た時はここを登るのが大変であったことを思い出した、この時の帰りにはここでロープを出して確保したことを覚えている。

この岩壁の上に出ると初めて剣ケ峰の細い尾根が見える、見ると急傾斜に見えるが行くとそんなに急傾斜には感じない、剣ケ峰までは妻と来ているがその時は尾根が狭くすれ違いは体を抱き合うようにしてすれ違ったが今日は1mほどの尾根になっていてすれ違いもできる状態だ。
剣ケ峰は岩場に木が生えた場所で夏に武尊神社から剣ケ峰に登るときは木の根、岩角を掴んでよじ登る、冬はそこに雪が付き上部は岩の上に雪がある状態で要注意個所だ。岩を掴みストックでシッカリ確保して下れば問題はない。ネットでは最難関の場所と書いてあるが、もっと雪が付いていれば難しい場所といえる。以前の時は雪が多く剣ケ峰の下りを見たが絶壁に見えどうやって下るのかと思った剣ケ峰の上にはロープを掛ける所がないので懸垂もできない冬はここから剣ケ峰には行けないだろうと思っていた。

剣ケ峰から真っ白な武尊山がどんと立っていた。また、武尊山へのルートが一望できる、これから100mほど下りまた登り返すことになる、そして少しのアップダウンある、山頂直下では山頂から急斜面を降りて来る人がいるそれも複数人、ここのルートは山頂から武尊神社の方へ行き尾根にでて山頂に向かうのが正規のルート、なのに真直ぐ降りて来る滑るとどの位の距離を落ちるのだろう、滑らないよう降りてくれと私は左の踏み跡が新しい方へ進む尾根に出て山頂は目の前ハアハアいいながら山頂に付く。百名山がこんなに簡単に登れていいのだろうかと言っていた方がいた。

この日は快晴で360度の眺め、百名山も赤城山、皇海山、日光白根山、燧ケ岳、会津駒ケ岳、至仏山、平ケ岳、越後駒ケ岳、谷川岳、苗場山、草津白根山、浅間山、が見えた、富士山や八ケ岳なども見えるようだが霞んで見えなかった。
帰りは剣ケ峰を見ながらそして右側にある獅子ケ鼻山の岩峰を見ながら、あるいは越後の山々特に谷川岳、一ノ倉山、朝日岳、笠ケ岳、白毛門、あの尾根も歩いたなと思いながら晴天の気持ち良い雪山を満喫しながら歩く剣ケ峰を過ぎ岩壁の急斜面のとき尻滑りあとがありこの急傾斜で良くやるものだと思っていた、私が傾斜の緩む所に来たとき滑ったという声で後ろを振り返ると滑った男性が滑り落ちてきた、尻滑りの跡で無く滑り落ちた跡だった。急斜面で3ケ所ほどあったので尻滑りと思ってしまったようだ。滑り落ちた本人も無事なのでいい思い出になっただろう。

ゲレンデトップに帰り支度をしていた人がお互いに「お疲れ様」と声を掛け合った。本当にいい一日であった。気分最高かな。

行程
ゲレンデトップ10:16~10:48剣ケ峰~12:05武尊山12:40~13:42剣ケ峰~14:09ゲレンデトップ 計3:53(内山頂と途中休憩45分)

ラッセルなどがあるとこんな時間では行けないことを頭に入れて時間計算をしてほしい。

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