日留賀岳 1848.8m(栃木県 塩原)

山 名:日留賀岳 1848.8m

登山日:2011年5月14日

登山口:塩原町 小山氏宅

人 数:3名

小山氏の接待
小山氏の接待

栃木県塩原町にある日留賀岳に行ってきました。

 この日は、毎年5月第2土曜日が日留賀岳山開きとなっています。友人のH.K氏に声を掛けると行くというので我々夫婦と3人での山行となった。

 

 塩原ビジターセンターで仮眠をとる、ここは水洗トイレも駐車場にあり、静かで良い場所だった。朝早く登山口のある小山氏宅に向かう、小山氏宅の駐車場をお借りする、すでに10台ほど車があった、その後続々と車が到着する、ほとんど地元宇都宮ナンバーが多かった。車中で朝食を摂って山開き祭きの時間(6:30)を待つ。

 

 小山氏宅前の机には、お赤飯・漬物・飴玉・お茶が置いてありご自由にどうぞということで皆さん手を出されていました。小山家総出で接待している、トイレを借りると案内までしてくれる。小山氏の家族は皆さん気さくで親切である、この姿に頭が下がる。

 小山氏宅の横から登山道となっている。家の裏手に石の鳥居があり、祭壇がこしらえてある。神主さんの祝詞があり、塩原町の関係者、警察、ビジターセンター、小山氏、登山者代表として最前列いた女性の方が玉串の奉納をし、小山氏の挨拶で山開きの神事は終る。

 7時少し前鳥居を潜って登山道へ、我々は集団の真ん中あたりで歩き出す。竹林の中を緩い上がりを行く、足元は落ち葉で歩きやすい、傾斜も増して来る、明るくなってくると送電線鉄塔に出る、直ぐ先がシラン林道で右に行く、林道の所々に大きな石が転がっている、小山氏の挨拶で例年林道終点まで車をあげ、不具合のある方の為に車を待機させているが今年は林道に落石多数で車を出すことができないということを話されていた。

 

林道終点広場
林道終点広場

林道を歩くこと25分ほどで林道終点の広場に着く。奥の突き当たりに「高山植物」の看板がある、林道はここまで。

 広場から左に登山道がある、広葉樹の新緑が日に輝いている、日差しのある林の道を緩い上りを行く、道は下りになる、左側が比津羅山、その東面に道がある、長い下りが終ると、また、緩い上りになり道は左に折れて行く。

 後でGPS軌跡を見たら、地図上の登山道から西へずれている。インターネットで見るGPS軌跡は地図の登山道となっている。しかし、私のは北西に向かっている。道も鮮明で同行登山者もここを歩いている。しかも行き帰りとも同じ軌跡を描いている。帰ってから疑問が出てきた。

 

 北西に向かいだんだん北に向かって歩く。そして斜面を巻くように東へ向かっている。明るい尾根に出てくると、地図上の登山道に出てきた。しかし、右を見ても登山道がない。地図上の登山道は変わってしまったのだろうか。尾根の右側がシラン沢川の沢だろう。

木の鳥居
木の鳥居

 ここから尾根道を行くが急登でつらい、樹林の中だが明るい。上りが緩やかになると2連の木の鳥居がある。木の鳥居は周りの立木と似ていた。

 この先少しのアップダウンがある、明るい尾根を上がっていくと行者ニンニクがある。葉が7~8センチ程度で小さく、摘みとるのを止めた、帰りに小山氏宅で購入した。

 

 道が少しだが傾斜が増す。この辺の木は見事な造形をしている。見事な木の側がピークとなっているようだ、休憩を取る。

 後ろからきた人が私の休憩場所より5mほど先で腰を下ろした。とたんに立上り「これ、熊の糞じゃないか」と云う、見に行くと湯気はたっていないが、糞には艶があり新しいものだとわかる。祭事を行ったところに「注意 熊 出没!」の看板があった、本当に熊が出るのだと実感した。今日は大勢の登山者で大丈夫だろう。

 この先少し下り登り返すが急登になる。途中に鉄板の鳥居があった。鳥居の先、高度を稼ぐように登って行くと残雪が出てくる。残雪に上がると山頂方面に幾つかの残雪が見え山頂へ案内している。

 

 残雪が切れて、前の道上に空が見える。山頂はもう近いと思ったが、上に行くと傾斜の緩い道がまだ続いている。少し行くと人が見えた、日留賀岳山頂である。

鹿又山・大佐飛山
鹿又山・大佐飛山

 山頂から360度の眺望、目の前に鹿又山、その下に塩那道路が走っている。日留賀岳から北に切り開かれた道がある。これを進み前にあるピークから北東尾根を下ると鹿又山下の塩那道路に出ることが出来る。

 

 鹿又山の左に男鹿岳が残雪の斑模様になって見えている。そして鹿又山の右奥に昨年行った大佐飛山が手前の山上に少しだけ見える。大佐飛山の左手奥に三本槍岳の那須方面が見え、大佐飛山の右には黒滝山へ続く長い稜線がある。

 

 北側奥には飯豊山が見えるというが霞んで見えないが白っぽいのが見える。北西方面に浅草岳が見えると言うが同じく霞で見えない。西には平ヶ岳、燧ヶ岳、そして南には高原山が、北西側下に昨年大佐飛山に行った時に通った横川牧場が見え懐かしいさからか。大佐飛山、男鹿岳方面ばかり見ていた。

 

 天気が良く、風も穏やかで、気持ちが良く、1時間近く過ごした。帰りはきた道を戻る

日留賀岳GPS軌跡
日留賀岳GPS軌跡

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