カーナビでおなじみのGPS、この機能の付いたハンディGPSが登山やサイクリング用などと販売されています。現在はスマホに山地図を入れてGPSを利用できます。
GPSはビルの谷間や深い樹林の中では精度が悪く、とんでも無い所を指し示すことがありました、最近このGPS精度が向上し、山で深い樹林の中でも使えるGPSが増えてきました。また10年前のGPS専用機種より現在(2021年)のスマホGPSの方が精度が高いです。(深い樹林では場合によって使えない場所もありますが、沢床などで上空が空けていれば大丈夫)
登山用GPSで地図表示が出来るものもありますが高価です。
スマホGPSは山地図が無料で使用できます。
登山用として
登山道(ルート)上に目標点(ウェイポイント)を複数設置できること
目標点に向かって、方向を指示してくれるナビ機能
同じ道を帰るときは、逆方向にナビしてくれる、トラックバック機能(必須ではありません)
現在地の経緯度を表示してくれること
自分の移動した軌跡(トラックログ)を記憶する機能があること
軌跡の表示ができるもの(必須ではありませんが便利です)
過去軌跡を見ることができるもの(数値で見ることは出来ない)(必須ではない)
電子コンパス(移動せずに方向がわかる)搭載機種(ナビするときには必須)
気圧高度計のあるもの、GPS高度は低地での誤差が大きい
GPS(値段は2010年9月のものです、詳細はインターネットで)の一例
実物の大きさはカタログで見て下さい、写真は大きさを反映していません。
スマホの利用
2018年の現在スマホは単独でGPSを補足します。スマホにGPSが搭載された初期は通信の電波が届かない所では位置情報として得られませんでした。しかし、今は違います、更に日本の衛星「みちびき」対応のGPSは数cmの誤差しかありません。(GPSは約10m)GPS専用機より精度が優れているものがあります。
スマホに登山地図を入れて山で使えば現在地が地図上に表示され、歩いた跡(軌跡)まで取れます。
スマホ向けの山地図アプりは色々でています。アプリは無料で提供されますが地図については有料/無料があります。私のお勧めは「YAMAP」ですアプリと登山地図(行程の時間あり、全国対応)および日記の機能があってすべて無料です。山へ行かれる方は是非これを入れて持ち歩いてください。一つだけ注意、スマホの電源はGPSとWiFiが電池消耗が大きいので山へ入るときは機内モードにして、かつ充電池を携帯することをお勧めします。(紙地図+コンパスは必ず持参してください、地図の見方は練習しておいてください)
磁針ケースにオイルが入っているコンパス(指針の揺れが少なく、安定性がある)が良いでしょう。
地図と併用して使う場合は、磁針ケースの底が透明で磁北線に合わせやすいよう線が引いてあるもの、オリエンテーリング用として販売されています。
メーカーは SILVA(シルバ社)か SUUNTO(スント社)が信頼できます。
掲載品のモデル名、型番、金額等は掲載当時の情報です。
コンパスのトラブル
ケースに気泡がでる
オイルコンパスは温度によって気泡が入ることがあります、そのままにしておくと気泡が消える場合は問題ありませんが、いつまでも気泡が消えないときはケースに亀裂が入っている可能性があります、修理は出来ません。
磁針の逆転(赤針が南を指す)
磁場の強い場所や磁石の上ににコンパスを乗せたり、近づけたりすると磁針が逆転してN極(北・赤針)が南を指すことがあります、赤針が南を常に示すようになったら、メモを貼っておく磁石などで磁針をすばやくなぞると直ります。(何回もしないで下さい)