4.地図と磁石を実際に使ってみよう

4-1.現在位置の把握(クロスベアリング・交差方位)

コンパスを使って、確実な目標物(山頂が見える)が2ケ所以上あれば現在地の把握はできますが、沢などでは目標物が特定できない場所での現在地確認は難しいです。

見通しのよい場所で、2ケ所の目標物が見える場所で、地図と磁石を使って現在地の確認をしてみよう。

①身体の正面で目標(A山山頂)にコンパスを向け、コンパスの針と回転リングの矢印が重なるようにリングを回します。

②次に地図上の目標地点にコンパス本体の角(上辺の角)を合わせ、回転リングの矢印と地図の磁北線が平行になるまで、コンパス本体を回転させます。平行になったら、目標地点からコンパスの側辺に沿って直線を引きます。この延長線上のどこかが自分の現在地になります。

③次の目標(TVアンテナ)も同様な操作を行い、引いた線が交差した地点が自分の現在地ということになります。目標物を多くすることで、より正確さが増します。

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