三冠王の山の条件
1.中央分水嶺の上に位置する山(ここでは本州のみ)
2.都道府県の2県以上の県境にあること
3.一等三角点が設置されていること
この3条件に該当する山を三冠王の山といいます。
和賀岳(秋田・岩手)
船形山(山形・宮城)
三本槍岳(福島・栃木)
三宝山(長野・埼玉)
能郷白山(岐阜・福井)
百里ケ岳(滋賀・福井)
仏ヶ仙(鳥取・岡山)
阿佐山(島根・広島)
本州に8山あります。
2008年6月10日で三冠王の山を完登し、夫婦で百名山と合わせて108山登ったことになります。これで108ある煩悩が取れたのだろうか。
中央分水嶺とは
分水嶺は水を分ける峰ということで、多くは太平洋と日本海へ注ぐ源です。分水嶺を定義すると複雑になります、例えば紀伊半島の山は太平洋と瀬戸内海へ流れるものがあります、太平洋と瀬戸内海は同じではないかと、また津軽海峡は日本海か太平洋かと、東シナ海と瀬戸内海はと話がややこしくなるので、ここでは本州の中央分水嶺と解釈したいと思います。
従って、北海道、四国、九州は除外。拡大解釈して北海道や九州を入れている方もいます。
三冠王の山とは誰が付けたのでしょうか?
故今西錦司氏と言われていますが定かではありません。ただ、干支の山を登る会などを作ったことを考えると彼が提唱したような感じはしています。
仏ケ山へ登った時、蒜山三山より先に三冠王の山である仏ケ山に登ったと地元の新聞に載ったという記事があるそうです、また記事には8座とあるので本州の中央分水嶺を意味していると思います、このあたりから「三冠王の山」と使われたのではないかと推察します。
どなたか故今西錦司氏が書物で書かれていれば教えてほしいです。