山行名:ニペソツ山 2012.7m
登山日:2010年7月15日
登山口:十六の沢登山口
前日、層雲峡方面から夜に十六の沢登山口まで車で入る。国道で鹿に出会ったが林道では動物は見なかった。
登山口には車が1台もなく、登山口に一番近い場所に止めた。川の音がし、星を見ながら車中泊をする。
3:20車がきた。この車できた男性が4:07出発していった。4:10若い夫婦が来た。登山口の右側に「大雪山国立公園の地図と登山する方へ」と書いた大きな看板、その左に登山者名簿の記帳台、登山口左側に簡易トイレが2基ある。我々も登山者名簿に記帳して出発する。(4:25)
登山口の目の前に川があり、大木が横たわり橋となっていた。直ぐに斜面が急になり、倒木や木の根をまたいで行く。若い夫婦が追い越して行く。山道はドロドロの所もある。水が流れている登山道などを行くと、木に「ニペソツ6.0Km」の標識がある。(5:12)樹林帯の中で暑いブラウスを脱ぐ、おまけに日も差してきた。
朝食にしようとしても適当な場所がない、道に倒木のある所で朝食にする(5:54~6:14)。先程ちょい休みした所に帽子を忘れてきた取りに戻る。5分程戻った所にあった。朝食をしていると若い男女が抜いていった。朝食場所からはなだらかに登って行く。
岩場に出る。ここが小天狗の岩場なのだろうか(6:40)「足元注意」のプレート、岩場を通るには、岩の下に20cm程の岩棚がある。下は切れ落ちているコース、それと岩の上を行くのがある、我々は岩の上を行く。ここからは少し下りきみに行く。左前方に大きな山が見える、天狗岳か?
「ニペソツ4.0km」の案内板(6:52)2kmで1:20のペース。道はなだらかで道には水溜りも出てくる。テントを張れる場所に出てきた(6:55)案内板がないので分からないが天狗のコルではないか。ぬかるんだ道から、石ごろごろ道になってきた。道の両側にはお花畑が続いている、ここで休憩(7:17~7:24)
直ぐにハイマツが出てくる。石ごろごろの開けた所に出てきた。お~と声を上げた、目の前にトムラウシ山、大雪山(旭岳)、大雪山の山々が一望出来る、しばし景色に見とれていた。
ここから道は左に上がっていく。ハイマツのあいだにある石ごろごろ道。この先には樹林帯がない、石が少し大きくなってくると、トイレブースがある所にでる、一休み(8:18~8:28)。
トイレブースの場所は高台になっている。ニペソツ山方面にはガスが掛かっている。山並みが続いている。あの山をアップダウンしながら行くのだと思うと疲れも倍増してくる。南側からガスが湧き上がているが北側にはガスがない。この場所から一旦下り、また、上りになる、稜線沿いに行く。9:41若い男女が降りてくる、早いですねと声を掛けてすれ違う。
この辺もお花畑、10:05若い夫婦(40代かな)が降りてきた。若いだけあって元気がいい。山頂はもう少しですよと声をかけられ、もうひと踏ん張りと元気を貰う。
前を朝の男性が行く。お先にどうぞと言われたが、疲れていて先に行く元気が無い。どうぞといってお花の写真をとりながらユックリと行く。
10:19ニペソツ山頂に到着、先の男性と登頂を喜び合った。
山頂はガスが架かったり取れたり。長かった歩きで足を休めるのに登山靴を脱いで休憩する。このまま寝ていたい気分、山頂の廻りもお花畑状態、お花の好きな方にはたまらない感激を得られる。
今日の登山者は男性4名女性3名の7人しか登らなかった。先の男性は町田市から来たS氏で70歳ということ、マイペースで歩いていらっしゃる、後2年で私も同じ年になるが、その時にこんなキツイ山に来れるか自信がない、最近とみに体力の衰えが気になっている。
S氏が山頂を後にした。我々も名残惜しいが、10:55山頂を出発する。目の前に続くアップダウンの山並み、あれを越えていくのかと思うと....、でも行くしかない。
元気を出して、お花を見ながら稜線沿いにS氏の後を追う、11:54S氏に追いつく一休み。S氏からチョコレートを戴く。
石ごろごろ道を登り、下り、そしてまた登りトイレブースに到着12:39、先程休んだのにまた一休み10分程休んで出発、S氏と3人でおしゃべりしながら下る。景色の良い大雪の山並みを見た場所で我々は休みを取る13:28、S氏はお先にと休まずに先に行かれた。
8分ほど休んで出発。テント場13:58、ニペソツ4.0kmに14:00、小天狗の岩場14:11、14:18S氏がお休み、お先にと抜いていく。14:33朝食の場所で軽食を食べているとS氏がお先にと抜いて行く。15:15またS氏がお休み中。また抜いて行く。もう少しで川だろうと検討を付けても川音が聞こえない。やがて川音が聞こえると沢に出、大木の橋を渡り、川で靴を洗い車の所へ戻ってきた15:47。
山中11時間22分の行程で、疲れた~~。
帰り仕度をしているとS氏が戻ってきた、S氏が一番最初に出かけて一番遅く戻ってきた、マイペースをキープできることは羨ましい思いであった。
今回山行のメインであるトムラウシ山の黄金ケ原、その次ぎはニペソツ、その山を登ってこれた、満足感の大きな山行であった。
GPSの軌跡です。