山岳同定・尾根などを捉えます。
①まず地図の上で現在地から知りたい目標の山を結ぶ直線と平行になるようにコンパスを置きます。(地図とコンパスを使います)
②次にコンパスの回転リングを回し、矢印をあらかじめ地図に記入した磁北線と平行になるようにします。(磁針は見ません)
③コンパスを体の正面に構え、コンパスの針(磁針の赤いN極)と矢印が重なるまで体を回転させます。これでコンパスの先端にある矢印の延長上に目標の山が見えます。(コンパスのみ使用)
①身体を目標物(遠くの山頂)に正対します、コンパスを胸の前で目標に向けます、リング内の矢印を磁針に合うようにリングを回します。(コンパスのみ使い、地図を使いません)
②地図上の現在地にコンパスの左角を付けます、現在地を基点として、リング内の矢印と磁針が重なるように基点を軸にコンパスを回転します。(地図とコンパスを使います)
③リング内の矢印と磁針(北を矢印の先に合わせる)を合わせ、地図に線を引きます、その先にある山が目標の山となります。
エリアマップからあれは何と云う山ですというときは、磁北線にコンパスを合わせて正確に北を指した状態で見ませんと間違った山を指すことになりかねません、磁北線を無視すると7度の偏角のとき、1kmで120mの誤差になりので、遠くではとんでもない所を指すことになります。
また、山の形と山名が分かっているときは地図など必要なく説明できますね。
山の形と山名が分かっているときに、山座同定を練習するといいでしょう、遠くの山は地図上に表されていないので、エリアマップの裏面にある30万分の1・40万分の1の広域図を利用すると、関東では槍ヶ岳・富士山など特定しやすい山が表示されているので利用をお勧めします。
これで地図は正しい北を示しています。現在自分のいる場所から特定したい山の方向をみて山座同定をしてください。